清川だし
清川だし(きよかわだし)は、山形県東田川郡庄内町清川付近に吹く夏の地方風。日本三大局地風の一つに数えられ[1]、地峡風の代表例に挙げられる[2]。
山形県庄内町清川の付近は、出羽山地を最上川が貫く最上渓となっており、奥羽山脈から吹く南東の風が、新庄盆地を経て、日本海側の庄内平野に吹き抜ける通り道となっている。川の両岸を出羽山地に囲まれている地形から風が集まり、庄内平野側の出口にあたる清川で局所風となる。夏場を中心に強風が続くため、古くから、農作物の生育に大きな影響があった。
近年では、一定した強風を活かした風力発電が盛んで、風車がいくつも建設され、町の観光の拠点ともなっている。
「立川町の風力発電」を参照
脚注
関連項目
参考文献
- 日下博幸・藤部文昭(編集代表) 編『日本気候百科』丸善出版、2018年。ISBN 978-4-621-30243-9。
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